水泳ワンポイントアドバイス~抵抗が少なく浮きやすい姿勢~

みなさん、泳ぐときの姿勢はどこを意識していますか?

頭を腕で挟む、肘が曲がらないように

真っすぐ伸ばすなど色々あると思います。

今日は水の抵抗が少なく真っすぐ浮く

姿勢について紹介したいと思います。

 

姿勢①

 

しっかり頭を挟もうとしています。

 

姿勢②

少し腕が前方へ傾いているようですが・・・

さてみなさん、どちらの姿勢が浮きやすいと思いますか?

正解は・・・

 

姿勢②の方がよく浮きます!!

 

姿勢①と②、他に違いがわかりますか??

答えは『腰』にあるのです!!

姿勢①は腰が反り、骨盤が前傾してお腹が前に出ています。

 

姿勢②は骨盤の角度が水平でお腹も引っ込んでいます。

それでは実際に二つの姿勢を水中で比べてみましょう。

体を真っすぐに伸ばして浮く『伏し浮き』をそれぞれの姿勢で行います。

姿勢① 背中から腰、脚も水面から低い位置に沈んでいます。

姿勢② 背中、腰、脚が水面に対して真っすぐになりよく浮いています。

すなわちよく浮く姿勢で意識するのは腰、お腹周りなのです!!

では、この姿勢の作り方を説明します。まずは壁に背中をつけてみましょう。

普通に壁に背中をつけるとこのように腰のあたりに隙間ができます。

背骨の湾曲によるものです。この隙間を埋めることで体を真っすぐに。

お腹をへこませて隙間を埋めます。息を吐いた状態で行いましょう。

体幹トレーニングでよく耳にする腹圧を入れる、ドローインの状態です。

この状態で腕を頭の上に伸ばします。

腰、背中、腕まで真っすぐになりました。この姿勢をとることで

水面に対してフラットな姿勢を取ることができます!

どんなにキックを頑張っても、どんなに強く水を掻いても姿勢が良くないと

その効果を十分に発揮できません。抵抗の少ないフラットな姿勢、きれいな

ストリームラインを意識して泳ぎましょう!

ご不明な点がございましたらスタッフまで!