秋だから知りたい!



食欲の秋は“たくわえの秋”
食欲の秋 
目の前のものがみな美味しそうに思え、
ついつい箸が進んでしまうという方も多いのでは
そもそも食欲はどうしてわくのでしょう
『食』をめぐる人間の本能に迫ってみよう(part②もあります)

食欲をつかさどっているのは3つの中枢
食欲は大きく分けて、脳内にある3つの中枢によって
コントロールされている。
これらの中枢について、具体的に見ていくことにしよう

第1の食欲・・・「摂食中枢(空腹中枢)」

摂食中枢(空腹中枢)は、脳の視床下部にある。
血液中のさまざまな物質の濃度を感じ取り、私たちに「もっと食べろ」
指令を出すのが役目だ。
食べたものがエネルギーとなり、血液中のブドウ糖が足りなくなったり
脂肪が燃焼したりすると、その変化をすばやくキャッチ!
脳に「エネルギーが枯渇したから、補給せよ」とサインを送る。


第2の食欲・・・「満腹中枢」
同じく脳の視床下部に位置している。
食事によって増えた血液中のブドウ糖量を感知する。
このほか、セロトニン・レプチンなどの満腹物質や脂肪、タンパク質の
増加十二指腸の変化も刺激となる。
これら血液中の情報から「エネルギー量は十分だ」とわかると、脳に
「もう食べるな」と命令する

第3に食欲・・・「感覚中枢」
それでは、お腹がいっぱいなのにもかかわらず、
食べ物を見たり・匂いをかいだりすると、つい手が出てしまうのは
なぜだろう
これは、大脳の感覚中枢が働くため。
視覚・嗅覚・聴覚などの五感が記憶を呼び覚まし、食欲が喚起されるのだ。
食欲をコントロールするうえで、摂食中枢と満腹中枢のバランスは非常に
重要だ。
どちらの中枢が欠けても、適切な量の食事をとることができない。
このように食欲は、意外と複雑な脳内ネットワークのうえに成り立っているのだ


土曜日は、part②として
「カシコイ食欲コントロール法」をご紹介します
お楽しみに